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 接触性皮膚炎


 
外界の刺激物に皮膚が接触することで、その部位に一致して湿疹がおこるものをすべてさしますが、ここではアレルギーが原因のものだけに限定します。アレルギー反応が原因なので同じ物質との接触でも人によって起こる人とそうでない人があります。

 ウルシなどの植物、薬品や化粧品、洗剤などの生活物質などあらゆるものが原因となります。

I型アレルギーが原因となっておこる他の多くのアレルギー疾患と異なりIV型アレルギーによって起こるとされています。これはT細胞というリンパ球によっておこります。普通のアレルギー反応はアレルゲンとの接触の後すぐに、鼻炎なり結膜炎なりの症状がでますが、接触性皮膚炎のIV型アレルギーは接触後1−2日後にアレルギー反応がピークを迎えるのが特徴です。

 皮膚の湿疹の状態と問診から接触性皮膚炎が疑わしい場合は原因物質と思われるものを皮膚に貼り付けるパッチテストを行えば診断は確定します。(当院では行っておりません)

疑わしい場合は、原因物質を除去、回避することが最大の治療です。
急性期にはステロイドの塗り薬を使用し抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤を内服します。

 

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