アレルギー疾患解説へ

 食物アレルギー

 その名の通り原因食物を摂取した後にアレルギー反応がおこり様々な症状がでることを言います。

乳幼児の食物アレルギーは卵、乳製品、小麦などが多く、アトピー性皮膚炎を合併している場合が多いのが特徴です。ただし、乳幼児の食物アレルギーは加齢とともに治って行くことが多く80−90%はよくなります。

反対に学童期以降に発症した場合(甲殻類、そば、ピーナッツ、小麦等が多い)は治ることはまれで、原因食物を摂取した直後に運動をしたときにおこる運動誘発性アナフィラキシーという強いアレルギーもみられることがあります。

診断は、問診とアレルギー検査(主に血液検査)で行います。

治療は必要最小限の原因食物除去です。
どの程度の除去が必要かは個別に判断する必要があります。(全員が完全除去が必要なわけではありません) 母乳栄養の乳児の場合は母親も食事制限が必要になる場合もあります。個々により状況が違いますので、食物アレルギーかもと思ったら診察をうけてください。

 

病気メモindexへ→        ←メニューページへ