病気メモ

りんご病(伝染性紅斑)

 ウイルスの感染で発病します。
 鼻を中心に蝶の形の紅斑がでて、りんごの様なほっぺたになるのでりんご病と呼ばれています。

 大腿部(ふともも)と、手首から肘にかけて赤いレースのような発疹(紅斑)がでると診断が確定できます。関節痛を伴うこともあります。紅斑は約一週間で消失しますが、太陽にあたると再度ひどくなることがあります。

夏に流行することが多く10歳までの子供が中心です。

  潜伏期間は10ー20日です。

  ウイルスは感染後5ー10日の間、気道の分泌物や唾液の中にみられます。
これが感染源となりますが、
発疹が出たときには(このときはじめて病気と気がつきます。)他の人に感染させることはなく通常は出席停止が必要な病気には含まれていません。しかし大流行したときなどに学校長の判断で登園や登校を停止させることがあります。。

 合併症としては、関節痛、関節炎、貧血がありますが、合併症がなければ治療を必要としません。
 また、ワクチンなどの予防方法はありません。

 妊娠初期に感染すると、風疹の時のように流産、死産、胎児水腫などを起こすことがありますので、医師に相談することが必要です。

 

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2001.8.25