よくある質問

 「腕が抜ける」について

乳幼児が腕を強く引っぱられた時に肘(ひじ)の関節が亜脱臼になり、急に激しく泣き出し、腕を動かさなくなります。これが一般的に言われる乳幼児の「腕が抜けた」状態です。 
肘内障(ちゅうないしょう)という病名で呼ばれています。
 2〜3歳児にもっとも多く、小学生以降はほとんど見られなくなります。
肘の関節の骨や靭帯などが充分に完成していないため起こると言われています。
後遺症を残さず、整復すれば(元の正常な状態に直せば)、直ちに肘関節を動かし、上肢を使うようになります。
無理に子供の手を引っぱらないようにして下さい。
どの程度の力で引っぱると起こるかは個人差があるので分かりません。
両手が同時におこった人はありませんので、両手を引っぱるのは心配ありません。

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2002.1.20