下痢の食事療法

下痢は薬だけではよくなりません。水分補給と食事療法が最も大切です。

1.嘔吐や下痢がひどく食欲の無い間は、食事より水分補給が大切です。
 最初は少量ずつ頻回に水分摂取させてください。
 ベビー用イオン飲料(なければスポーツドリンクでも可),リンゴ果汁,お茶等を飲ませてください。
 (果汁なら消化のよいリンゴ果汁がよく、ミカン果汁は避けてください)

2.牛乳、人工乳等は乳糖を多量に含んでおり、腸内で発酵して下痢を悪化させることがあります。
 中止するか医師の指示に従ってください。

3.主食は消化吸収のよいお粥、食パン等がよいでしょう。 特に下痢のひどいときは、これら主食を中心に与えてください。
 下の表を参考にして、食事を摂ってください。

4.下痢の改善にしたがって、徐々に普通食に戻してください。

 

下痢時に適した食べ物

避けるべき食べ物

主食 お粥・食パン・そーめん  
副食 タンパク質

豆腐・卵・白身魚・鶏肉(ささみ)

赤身魚、豚肉、牛肉等
(脂肪分が多く消化吸収が悪い)
野菜類 人参・白菜・ほうれん草・じゃがいも等を煮てやわらかくする。  
果物 りんご(すりおろしりんご) みかん
水分 ベビー用イオン飲料(なければスポーツドリンクでも可)・りんごジュース・お茶 みかんジュース

 

{参考} 下痢の時の食事メニュー

  豆腐や野菜の味噌汁・茶碗蒸し・炒り卵・煮魚・野菜スープ
(野菜スープは水分補給もかねたよい食べ物で、特に人参ス一プは便を硬くする作用もありよいでしょう)

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2001.9.29