よくある質問

日本脳炎の予防接種について

 

昨年7月に日本脳炎の予防接を受けた中学生が急性散在性脳脊髄炎(ADEM)に罹ったため、5月30日に厚生労働省から日本脳炎の予防接種を実質的に中止する勧告が出されました。
ADEMの起こる確率は100万人に1人と極めて稀です。
 しかし、日本脳炎の流行地へ渡航する者、蚊に刺されやすい環境にある者などで、本人また保護者が特に希望する場合、予診票以外に同意書(接種者の自己責任を示す書類)に署名すれば日本脳炎の予防接種を受けることは可能です。
来年には組織培養法によるより、リスクの少ない新しい日本脳炎ワクチンが出来る予定です。

 

 突然の予防接種中止により、接種が中途半端となっている方は、下記をご覧ください。

 厚生労働省の「予防接種ガイドライン」より抜粋

日本脳炎の第1期(基礎免疫)が規定どおり接種できなかった場合は以下の要領により接種を行う。
  1. 第1期初回接種1回だけで1年経過した場合
      2回接種するか、1回接種して翌年に1回接種する。

  2. 第1期初回接種1回のみで数年経過した場合
      2回接種し、翌年1回接種する(この場合、1回は任意接種となる。)

  3. 第1期初回接種2回完了後2年以上経過した場合1回接種する。

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2005.6.28