よくある質問

しらみについて

しらみ

ヒトに発生するしらみには、ケジラミ・アタマジラミ・コロモジラミの3種類があります。子供に多くみられるのはアタマジラミで、頭髪の直接接触で感染していきます。
ケジラミは性感染症であるが、親から添い寝などで子供に感染した場合は頭髪や眉毛、睫毛に寄生することがあります。学校などでまれに集団発生するのはこのケジラミです。コロモジラミは不潔生活者等に見られ、発疹チフスなどの病原体を媒介することがあります。

症状 吸血部位に一致して痒くなり、二次感染をおこしたり湿疹化します。
診断 アタマジラミでは頭髪に虫卵が多数付着し、ケジラミでは頭髪のほか眉毛や睫毛にも虫卵が認められることがあります。
消毒 普通の洗濯で十分です。
治療 市販のスミスリンパウダーを頭髪に散布して、1時間後に洗髪します。
これを数日おきに3―4回繰り返します。
頭髪に虫卵の抜け殻が残るが、無理に取り除く必要はありません。
睫毛の虫卵はピンセットで取り除くか眼軟膏をたっぷり塗布して窒息させます。
感染している家族全員で同時に治療することが必要です。

今日の小児治療指針(医学書院)による

なおスミシリンパウダーは医院で出される医療保険の薬ではないので、一般の薬局で購入してください。

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2004.6.2