タミフルに関して2007年3月18日更新
地域ではインフルエンザのピークシーズンを迎えております。
そんな中、今年もタミフル内服と異常行動との関連が騒がれています。
今のところ(テレビ番組等の無責任なマスコミの騒ぎはあまり信用しないで下さい。「あるある」と同じです
医者の目から見て現在のタミフルにかんする報道は残念ながら事実を正確に伝えたいという意識は全く感じられず
不安と話題性だけを求める無責任きわまりない物ばかりだと言わざるを得ない状況です。)

厚生労働省からの通知に基づき製造販売元の中外製薬から注意文章が各医療機関に届いております。

ということです。
タミフルを飲まない場合でも上記の注意は必要なことを忘れないで下さい。

今年流行中のインフルエンザにはタミフルは極めて治療効果がたかく安全性にも大きな問題はないと
考えインフルエンザを診断した患者さんには上記文章を提示、説明した上で原則としてタミフルを処方しています。
タミフルにかんして疑問、質問があれば診察時にお聞き下さい。
どうしても心配でタミフルは内服したくないと言うかたには処方しませんので診察時に申し出て下さい。
もう一種類のインフルエンザ治療薬であるリレンザに関しても同様の注意が必要だと思われます。
(副作用報告はあまりありませんが、処方数がタミフルにくらべて非常に少ないためだと考えられています)

例年は効果が低いと言われているB型インフルエンザに対しても今年はタミフルがよくきいているため、
A,B型を問わず内服した場合は発病から出席停止解除まで4日前後、
内服しなかった場合は7〜8日前後とかなりの差があります。

2007年3月18日  林小児科内科  院長、林 伸樹