泣き入りひきつけについて
<質問>
泣いた時に、息が止まって気絶する症状がよく起きることがあり、どこか悪いのではないかと不安になります。
<回答>
泣き入りひきつけ(憤怒けいれん、または呼吸停止発作)と思われます。
乳幼児が激しく泣き、呼気の状態で呼吸を止め、次ぎの息をしないため、唇のチアノ−ゼ(唇の色が紫になる)と顔面が蒼白になります。
通常は自然に呼吸が戻り、回復します。呼吸をしていない時は意識はありませんが、呼吸を再開すると、チアノ−ゼや蒼白は消失し、直ちに意識も戻ります。
呼吸停止時間が1分以内であれば、自然に回復するので問題ないと思います。
この発作は生後1〜2歳にもっとも多く、5〜6歳になると起こらなくなります。
痛み、怒り、恐怖感などが引き金になって激しく泣く時に起こります。
日常生活に特別な規制はありません。
発作が頻回(1ヶ月に5〜6回以上)に起こったり、呼吸停止が数分も続いたり、呼吸が再開しても意識がなかなか戻らないときは受診して下さい。
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