インフルエンザ情報(2001−2007シーズン)

2007年5月 林小児科内科

今シーズンを含め6年間の林小児科内科におけるインフルエンザ発症数と
この4シーズンのAB型別の発症数をグラフにしています。

簡易検査により診断が確定した人だけを患者数としてカウントしていますので実際には

もう少し多いかもしれません。

グラフを見ると毎年違いますが何となく傾向が見えてきそうな気がします。
全国ニュースなどで言われるその年の流行状況と狭い地域での状況も異なるのがわかります。

昨年に引き続き今シーズン(2006−2007)も5月末までインフルエンザが見られる流行が遅く長引くシーズンでした。
過去4年のA,B型別表を見る限り今年は本来B型がメインで流行するべき年だったように感じます。今シーズンは予防接種がA型にはほぼ無効でB型には比較的よく効いていたように思われるのでこのようなABとも小流行。二つあわせて中規模になったのだと考えています。
この表の順に來シーズンが来るとしたら12月中にA型を中心とした流行が始まるサイクルのように見えます。情報が少ないので確信は持てませんが・・・

予防接種を打つ時期をよく質問されますが、流行に入る2週間前に接種終了が理想ですが正確に来シーズンの流行時期を予測することは難しいです。上記の個人的な予測により來シーズンは12月中から始まる。予防接種の時期も11月がベストかなと思っています。

2007-2008シーズンのインフルエンザ予防接種の情報(時期、料金、予約方法など)はホームページ上でもお知らせします。