麻疹に関して

2007年5月23日 林小児科内科

麻疹ですが、報道により検査と予防接種を呼びかけている影響で
全国的に予防接種の麻疹ワクチンと麻疹の抗体検査が枯渇しています。
通常の麻疹抗体検査(HI法)は試薬切れのため新規受付を休止中(6月上旬には再開予定とのこと)
また予防接種も前回は在庫豊富とお伝えした麻疹・風疹の混合ワクチンも枯渇してきて注文しただけの
数の納品は見込めないとの連絡が問屋から来ております。
今のところ混合ワクチンは、ご希望の方に接種していますが、今後の状況次第では危険度の高い人を
優先的に接種するか完全に予約制にさせていただくかもしれません。

その場合は1歳児の初回接種を最優先することになります。

状況が変わり次第お知らせ致します。

2007年5月20日 林小児科内科

関東での流行情報が伝えられている麻疹ですが、

当地域でも少数ながら感染情報が寄せられるようになってきました。

感染力が強く、症状も重い病気ですので警戒が必要です。

病気に関してはこちらを参照してください。

感染予防は予防接種です。
過去に感染したことがある人はうつることはありません。
いま関東で流行している大学生を中心とした世代(高校生ぐらいから30歳ぐらいまで)
は予防接種を打っていても効果がほとんど無くなっている人も多いようです。

有効な抗体が残っているかどうかは血液検査で調べることができますが、
どちらかハッキリしないなら再度の追加接種をされた方が無難です。
(免疫がある状態で追加接種しても何の問題もありません)
1歳以上でまだ予防接種を受けていない方がいたら早急に受けることをおすすめします。

予防接種に関して

麻疹関連の予防接種には麻疹単独と麻疹・風疹の混合ワクチンの2種類があります。
国等の発表と異なり現在、麻疹単独ワクチンは入手困難な状況が続いております。
(年に2−3人しか希望者がいない予防接種なので当院でもストックは1人分しかありません)
小児の予防接種が麻疹・風疹の混合ワクチンになったので単独ワクチンは製造量も極端に少ないのが
原因であろうと思われます。単独ワクチンを大量に確保している医療機関がわかれば紹介します。
したがって現在、予約等なしで直ちに
接種可能なのは混合ワクチンのほうです。
若年成人以下の年代の人は風疹の抗体も不十分と予想されるので
混合ワクチンをうたれる方がむしろよいと思われますのでそのようにおすすめしております。

当医院におけるこれらの予防接種の値段は
麻疹単独:4200円 
(現在は対応不能です。入荷しましたらお知らせします)
風疹単独:4200円
麻疹・風疹混合;8000円

1−2歳児の混合(MR)1期と5歳児の混合II期は公費負担ですので患者負担はありません。
予防接種は水曜・木曜の12時から12時30分まで受付。(予約不要)
火曜日の3時半から4時までは予約制

小児は上記時間帯のみ。
中学生以上は診察時間内でも対応可能です。(通常通りに診察の順番をとっていただきます)

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