病気メモ
乳児嘔吐下痢症
1才前後の乳児に、嘔吐と、非常に臭い、頑固な下痢をおこす腸炎で、ウイルス(主にロタウイルスですがノロウイルス感染の場合もあるようです)の感染により起こります。12月頃にノロウイルスのピークがあり春先にロタウイルスのピークがあります。 便が白色やクリーム色になるため、白色便下痢症とか、仮性コレラとも呼ばれています。 一般的には発熱は見られませんが、機嫌が悪くなり、食欲がなくなります。 頻回の下痢は約1週間続きます。激しい下痢のため、脱水症状をおこしやすく、ひどいときは点滴注射が必要となります。 感染源は便ですから、下痢の間は他の乳児との接触は避けねばなりません。 潜伏期間は、2週間です。 以前は乳児嘔吐下痢症=ロタウイルス感染症として統計を取っていましたが |