病気メモ

おたふくかぜ

  正式には流行性耳下腺炎といい、おたふくかぜウイルスの感染により発病します。発病のピークは3−6歳です。

 潜伏期間は平均18日で、患者さんの唾液を通じて飛沫感染します。

 耳の付け根にある耳下腺がはれてきますが、子供たちの多くは朝、食事のときに、痛がるので気がつくことが多いようです。片方、または両方の耳下腺やその下の顎下腺がはれ、おたふくのような顔になるので、おたふくかぜと呼ばれています。

 高熱がでることもありますが、微熱のことが多く、軽い痛みや倦怠感があります。約1週間ではれがひき、軽快します。はれががひいたら、他の人に感染させることはありません。耳下腺に腫れがある間は登園登校することができません。(主な感染症の登園登校のめやす)

 合併症としては髄膜炎・脳炎があり、時に難聴を残すことがあります。

 思春期以後にかかると、高熱が続き、睾丸炎やすい臓炎を起こすこともあります。  

有効な予防方法は予防接種をうつことです。

 

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