病気メモ

プ−ル熱(咽頭結膜熱)

 腸管型ウイルス(アデノウイルス)によって起こる夏かぜの一つです。

 突然の発熱と咽の奥の痛み及び結膜炎の3症状が見られることが特徴な病気です。

 この病気、夏にプ−ルで感染することが多かったため、、プ−ル熱と呼ばれるようになりました。プールなどでの汚染された水から結膜への直接感染、飛沫感染、接触感染でうつります。
潜伏期間は3−7日です。

 しかし、現在ではプ−ルの水は充分消毒されているので、汚染されたプ−ルの水が、この病気の感染源になることはあまりありません。むしろ現在は、家庭用のプ−ルで、この病気のウイルスを持っている子供と水遊びをして発症することが多いようです。

迅速診断法によって診断は確定します。

 発熱の半数が38−39℃が3−4日続きます。時に一週間も続いて、激しい頭痛が頻回おこり、髄膜炎を合併して入院することもあります。

 結膜炎以外に、咽の痛みや頭痛やせきや鼻汁を伴うことがあります。

特効薬はありませんので治療は対症療法のみになります。

なお、咽頭結膜熱と診断されると主要症状(熱や結膜炎)がなくなたあと2日たつまで登園登校できません。主な感染症の登園登校のめやす

 

病気メモindexへ→        ←メニューページへ