病気メモ
ノロウイルスによる感染性胃腸炎)
マスコミなどで冬の感染性胃腸炎の原因としてノロウイルスが取り上げることが多く、胃腸炎=ノロウイルス感染という誤った認識をされることがあります。 シーズン中は嘔吐下痢を主症状とする胃腸炎に感染するとノロウイルスかどうかを調べて欲しい,また職場などからノロウイルスの有無を調べてくるように言われて来られる患者さんがおられます。ノロウイルスの確定診断のための検査は現時点では健康保険の適応がありません。どうしても希望の場合には実費(少なくとも1万円、診断書などが必要な場合はさらに費用が追加されます)が必要です。 この度、厚生労働省よりノロウイルスに関するQ&Aが改訂されましたので一部抜粋するとともにPDFファイル(13ページ)のダウンロードができるようにしましたので興味ある方はご覧下さい。 感染性胃腸炎の最近の発生状況に鑑み、また、平成18年12月5日に開催した薬事食品衛生審議会食品衛生分科会食品衛生部会における議論等を踏まえ、「ノロウイルスに関するQ&A」について改定しましたのでお知らせします。 ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。 従って、皆様の周りの方々と一緒に、次の予防対策を徹底しましょう。 ○患者のふん便や吐ぶつには大量のウイルスが排出されるので、 (2)下痢やおう吐等の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。 (3)胃腸炎患者に接する方は、患者のふん便や吐ぶつを適切に処理し、感染を広げないようにしましょう。 ○特に子どもやお年寄りなどの抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べましょう。また、調理器具等は使用後に洗浄、殺菌しましょう。 |