インフルエンザ情報(過去の記録)

3月第1週 (2/25-3/1)

今週のインフルエンザは6名(A型5名、B型1名)でした。

6名のうち1名は2回目のA型インフルエンザ発症で、1名はB型インフルエンザ(先週発症のB型インフルエンザの人の御家族)でした。

インフルエンザは減少傾向のままですが、上記の如く今後の他の型の流行の可能性もあり得ますので御注意ください。

2月第4週 (2/18-2/23)

今週のインフルエンザは4名(A型3名、B型1名)でした。4名のうち1名はA型でも流行中のAソ連型とは異なる可能性が強く、また今シーズン初めてのB型インフルエンザが1名でました。

今週になりインフルエンザは一気に減少しました。
今年の流行の中心であるAソ連型に関しては地域内の流行は、ほぼ終わったと考えて良いでしょう。

しかし今後もA香港型、B型が流行する可能性もありますので急な高熱時のインフルエンザチェックは当分の間必要だと考えています。

2月第3週 (2/12-2/16)

今週のインフルエンザは22名(全てA型)でした。

今週の発症者の約半数は週初めの火曜日で、以後は減少傾向です。
大きな流行がおこっている施設は医院付近にはあまりなく、荻野保育所といずみ幼稚園が少し目立つ程度です。
その他、今週は成人の発症者の比率が多くなっています。

次週(2月第4週)も減少傾向が続くようだと今シーズンのA型インフルエンザはほぼ終わりということになるでしょう。
この後B型の流行がなければ過去7シーズンで2番目に感染者が少ないあまりインフルエンザがはやらなかった年ということになりそうです。

2月第2週 (2/4-2/8)

今週のインフルエンザは36名(全てA型)でした。

あいかわらず増えず減らずが続くA型インフルエンザです。
月曜日に18名のインフルエンザがでてまだ増えるのかと思えば、火曜と水曜にはほとんどでず、木曜金曜はそこそこに感染者がでてのこの人数です。

今週初めて今シーズンの2回目の感染をおこした人がでました。
2回ともA型インフルエンザです。一回が流行の中心のAソ連型(H1N1)で
もう一回はA香港型(H3N2)であろうと思われます。
一度、感染していても高熱や倦怠感が強い場合は2回目のインフルエンザの可能性があると思って検査をうけたほうがよいでしょう。

いまのところB型の流行はありません。

2月第1週 (1/28-2/2)

今週のインフルエンザは53名(全てA型)でした。

先週から再び増加傾向でしたが今週もその傾向は続きました。
しかし例年のような大きなピークはなく小ー中程度の流行状況のまま推移しているようです。

今週を含めたこの1−2週ほどのあいだに今シーズンのA型インフルエンザのピークはくるのではないかと予想しています。
先週後半から今週の前半にかけては天神川小学校で感染者が多く、週の後半は荻野小学校、荻野幼稚園の生徒さんの感染が目立ちました。

喘息が出やすい方はインフルエンザを機会に発作が出現することがよくありますので注意してください。(今シーズンのインフルエンザは咳き込みが後でしつこく続くことが多いようです)

1月第4週 (1/21-1/26)

今週は48名のインフルエンザ(全てA型)がでました。

冬休み、年末年始で一時的に減少傾向だったインフルエンザが再び増加に転じました。
一つの型の流行でこのように一度減少していたインフルエンザが再び増加したことは今までにはありませんでした。今年の流行はダラダラと長く続くのかもしれません。
中でも成人の発症が増えているように思われます。
また、天神川小学校、鴻池小学校、荻野小学校ともにインフルエンザは増加していいます。

今までのところ医院では、タミフル・リレンザともに大きな副作用はありません。
またこれらの治療薬が効かなかった人もいません。

1月第3週 (1/15-1/19)

今週は28名のインフルエンザ(全てA型)がでました。
地域や年齢、学校などにあまり偏りはなく少しずつ各世代で発症している感じです。
天神川幼稚園と鴻池幼稚園では少し流行の兆しがあるように思われます。

例年のA型流行パターンである一気に流行が広がりすぐに終息するパターンとは異なりダラダラと小規模の流行が続いています。
今週は最高体温が37.2度という大人のインフルエンザがありました。
体温がそれほど高くなくても怠さや体の痛みなどが強い場合はインフルエンザの可能性もあるようです。

1月第2週 (1/5-1/11)

今週の38名は1月5日の土曜日からの集計です。
年末年始などに休日応急診で診断された後に医院に来られた方も人数に含まれています。
ここまでの今シーズンのインフルエンザは全てA型インフルエンザです。

年末年始にある程度の感染者がでていたと考えられますし、学校が始まったのでしばらくは学童を中心に新たな感染者が続くと思われますが、グラフで他の年と比較してみても、正確な人数記録が残っている2001年以降では最小規模のインフルエンザ流行になるかもしれません。
いま流行中のA型インフルエンザにはタミフルなどの治療薬が非常によく効くため大きな流行になりにくいのかもしれません。

1月末頃からのB型インフルエンザがどれぐらい流行するかで今シーズンの最終的な流行規模が決まるのではないかと思われます。

インフルエンザ情報;中間のまとめ(〜12月末)

11月中下旬から始まった今シーズンのインフルエンザですが、12月29日までに感染が確認されたのは123名でした。

流行入りとしては統計が残っている2001年以降で最も早く、12月末までの感染者数としては過去2番目に多い年になりました。

123名のうちわけは、全員がA型インフルエンザで
15歳以下の小児が92名で最年少は5ヶ月の乳児でした。

小児の治療は(大人は、ほぼ全員がタミフルを使用)
タミフル 67名
リレンザ 16名
無治療   9名
タミフル及びリレンザを適切な時期に使用した人の治療開始から解熱までの時間は1−3日で無効だった人はいませんでした。
例年のことですが、A型インフルエンザにはこれらの治療薬は非常によく効きます。

問題の異常言動、異常行動に関してですが、
非常に軽度の異常言動(うわごとが多いとか寝ぼけたような変な会話など)も含めるとなんらかの異常を申告された方が17名もいました。
うちわけは、無治療または治療開始前が14名
タミフル内服開始後が2名とリレンザ開始後が1名。
すべて治療とは無関係のインフルエンザによる症状だと思われます。
治療開始前に異常言動が見られた人がタミフルを内服して症状が悪化したひとはいませんでした。どちらかというと、早急に治るため異常期間も非常に短くすむようです。

比較的、異常言動や行動が強くでたり長く続いたのは無治療の方に多かったようです。
(同様の全国統計も12月に報告されています。)

ここまでの今シーズンの傾向から考えますと、現在流行中のA型インフルエンザに関しては診断後すみやかにタミフルかリレンザによる治療を開始するのが最も適切な方法であると考えられます。

12月第4週 (12/25-12/28)

今週はA型インフルエンザ44名でました。

感染者の約半分は先週末の連休から25日にかけての発症で、学校が終業式を迎えた後は学童の新たな感染者は一気に減りました。
過去の傾向から見て、これでピークを越えたとは考えにくいので学校が始まるまではこのまま小康状態が続き、1月から再び感染者は増加する可能性もあると思います。

両親や兄弟に感染者がいる場合は37度台の発熱で元気そうな人でもインフルエンザの場合があるようですので注意してください。(本人は比較的元気に行動するため、まわりへの感染減となってしまいます)

今シーズンのインフルエンザ患者さんが100名を超え(12月29日で123名)ました。12月末までの当院におけるインフルエンザの状況(異常言動・行動や治療薬などの統計)をまとめて近日中に公開する予定です。

医院でのインフルエンザの治療方針(タミフルもふくむ)はこちら(12/23追加あり)です。

12月第3週 (12/17-12/22)

今週はA型インフルエンザ53名でました。

医院付近の小学校は全て流行が始まったと考えてよいでしょう。
幼稚園でも少しずつ流行が広がりつつあります。
週の前半は小学生が流行の中心でしたが、後半になり就学前の幼児にも感染が広がってきています。学校に行っていない人でも高熱が出たらインフルエンザの検査を受けた方がよいと思われます。

この流行の広がり方と上記のグラフによる例年の傾向を考えますと流行のピークは来週(12月4週)から1月2週あたりではないかと思われます。
年末年始の休診期間に相当数の感染者が出ることが予想されます。

今シーズンも多くの方がタミフル等の治療を希望されていますが今のところ、タミフル・リレンザともに薬が原因と考えられる異常はありません。
しかしインフルエンザの高熱による軽い異常言動や行動は10人に1人ぐらいはあるようで、薬を使用していない状態でこれらの症状を訴えておられます。(急に笑い出したり泣き出す。軽い幻覚など)

医院でのインフルエンザの治療方針(タミフルもふくむ)はこちら(12/23追加あり)です。

12月第2週 (12/10-12/15)

今週はA型インフルエンザ11名でました。

人数的には先週の9名から大きな変化はありませんが、感染者が医院付近の学校の児童とその家族が多く、先週までの少し離れた地域の方の感染とは変わってきました。
今週の感染者の大半が金曜、土曜にかたまっていることからも地域での流行が始まると考えた方がよさそうです。

また、今週は予防接種を適切な時期に受けているにも関わらず感染した人が数名でました。
予防接種をうけていても高熱の場合はインフルエンザの検査をうけることをおすすめします。
成人の感染者は全て医院近くの居住者です。
(発熱から検査が陽性になるまで半日ぐらいかかります)

今週、当医院で感染者が確認された学校は、白ゆり幼稚園、荻野小、天神川小、鴻池小、桜台小です。鴻池小では既に同じクラス内で複数の感染者がでており感染の広がりが早いかもしれません。

医院でのインフルエンザの治療方針(タミフルもふくむ)はこちらです。

12月第1週 (12/3-12/7)

今週はA型インフルエンザが9名でました。(大人2名、子供7名) 
成人の感染者は全て医院近くの居住者です。
小児は宝塚市の方が中心ですが、伊丹の小学生も2名いました(稲野小、桜台小)
地域内でも高熱の場合はインフルエンザの検査を受けた方がよいでしょう。
(発熱から検査が陽性になるまで半日ぐらいかかります)

今シーズンのワクチンに関するまだ情報は少ないですが、予防接種を早めに受けていた為に感染しなかったと思われる児童もいますし、受けていても感染しているという話も一部ではききます。(接種からの期間が短すぎて感染した可能性もあります)
今のところ医院で確認した感染者は全てワクチン未接種の方です。

医院でのインフルエンザの治療方針(タミフルもふくむ)はこちらです。

11月第5週 (11/26-12/1)

医院でもインフルエンザが出始めましたので、今シーズンのインフルエンザ感染症情報を今週から開始することにしました。 

過去10年で最も早い流行期に入ったと言われているインフルエンザですが、医院付近の地域では宝塚市では流行が始まりつつあります。伊丹市でも近いうちに流行すると思われます。

現在までの感染者は合計6名(宝塚市2名、伊丹市4名)で全てA型です。

今シーズンは伊丹市では小児(15歳以下)の全てのインフルエンザ感染者に対して異常行動・言動等の調査を行うことになりました。これはタミフルなどの治療をするしないに関わらず行います。また、医院では独自に全年齢の感染者の調査をいたしますのでご協力をお願いします。(医院での調査結果はシーズン後にホームページで公表します)

医院でのインフルエンザの治療方針(タミフルもふくむ)はこちらです。

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